43rd SHIZUOKA  HOBBY SHOW 2004
Model Club Joint Exposition





さぁ〜〜て。
行くと決まった以上、全力を尽くして成功させねばなりません。
ただ、追い込まれるプレッシャーに弱い私ですから、
無理な日程は禁物です。

ごん太さんのところのMIC色の1550が気になりつつ、、、、、
が、塗り替えは控えました。

機体は実績のあるSchmidbauer KGのLR1550。

ブーム構成は・・・

 

怪しい下手な絵。。。
条件は、、、
@700のテーブル上に設置にてプレートが人の頭より上になること。
AプレートはATELIER357さんにて製作、その重量を材質大きさから最大50gと仮定します。

おおよその雰囲気で、



こんなんなりました。
50gも吊れるんかいな?

案ずるより生むが安し。。。

とりあえず組んでみましょ。

安定性を考えて、メインジブを長めにラフィングを短めに組んでみることにしました。

で、



荷を50gに増しても安定しています。

この時点で、展示場所が奥になるため、かさ上げの台座が置かれることが判明。
台座を100として高さの条件は、なんとかクリアーできそうです。
無用に高くしても危険が増します。
特に今回は周りにお客様、他人様の作品が多数あります。
倒壊でもしたら取り返しが付きません。
ブーム構成はコレで行くことにします。


あと課題となるのは・・・

@人が展示台に当たったときの揺れ。
A長時間の負荷。
B空調の風。
Cどこかが破断したときのブームの動き。
   (何があっても被害は最小限に留めなくてはなりません。)

の4点。

@-----揺れに弱そうな部品が何点か思い付きます。
      作り直しましょう。

A-----こればっかりはやってみないと・・・。
     最終的に長期のランニングテストを行いましょう。

B-----これもやってみないと・・・(汗)
     Aのテストと同時にテストしてみましょう。

C-----これ、意外と厄介です。
     上の画像の状態で急に負荷がなくなれば本体ごと後ろへ倒れます。
     そもそもメタルウェイトの使用で本体が後ろへ倒れたがっていますから・・・(爆)
     本体の重量を増す必要がありそうです。




まずは各部の補強。
ひとまず分解して・・・

ドラム上のシーブ群は根元のピンが甘く、揺れで外れそうです。
外れないように作り変えました。

ついでですからQCも作っちゃいましょ♪




次にラフィングアダプター。
ある程度の補強はしてありましたが、
揺れでジブが捩れれば根元のアダプターに負担が掛かるのは
容易に想像できます。
新規に作り直します。




出来上がった、ラフィングアダプター。
1.2mmプラ版で両側から補強。
なかなかごっついです。(笑)




そしてブーム。
ブームは中央に負荷がかかります。
中央に位置するリデューサーは要注意。
念のためこれも作り直します。




よく折れるブームの横桟にはブラスの帯板で補強実施。

そして本体の重量増し。
当初、鉛詰めによるウェイトアップを考えましたが、
これが面倒なのって・・・・・・。
面倒な割にはよっぽどぴっちり入れてやらないと、
効果が期待できそうに無いので三晩考えた挙句に・・・




メタルセンターウェイト!
ま、これが一番P-KUNらしいでしょ。。。(爆)




そして、完成したLR1550。




折角ですから、少々ウェザリングでお化粧。




マフラーにもブラスパイプを通して雰囲気を作ってみました。




組立て、分解のし易さも考慮しなければ・・・
現地で触らなければならない部分は、
トラブル防止の為金属のリンクを使用します。

この状態で吊り荷を50gにし、1週間のテストを行いました。
目が合うたんびに土台を蹴飛ばして揺らしてみたり吊り荷をツンツン突いてみたり、
そして家内の掃除機攻撃。。。
現場は過酷ぢゃ!
。。。


結果、、、


全く問題無し!!!


おっし、これで行きます!



さて、残る問題は現地での組立て分解と静岡までの搬送です。


まず・・・



怪しい発泡スチロール。
その使用法は、、、




Aフレームの受台でした。
(なんかこの画像、周りが賑やかですが・・・)
これを使って立ち組みを行います。
現地では搬入〜セッティングの時間があまり取れそうにありません。
時間計測も兼ねて2度ほど練習してみました。
特に手順を間違えなければ3〜40分で組立て完了です。
組立て時間は最大でもおよそ1時間としました。


上記条件を満たすためには、ブームを現地で組み立てていたのでは間に合いません。
今回はブームを組んだまま運びます。

ブームの梱包。。。

これもしばし悩んだ結果、、、




右上の物体は関係ありませんぞ。




釣りをされる方なら分かりますね。
釣竿を買った時に付いてくるケース。。。(爆)

見てくれ悪いですが、調子いいです。
中が見えるから安心感倍増!


そして本体は、




大き目のアルミアタッシュに。




必要な工具、および予備部材とともにきっちり収まりました。


これにて準備完了!
あとは出発のときを待つだけ。。。