――  Diary   ――





5.1.2004 久しぶりにドキドキしました。我ながら、よくこんな妙なことを思いついたものだと。無事成功したからいいようなものの・・・。自信が無いわけじゃなかったですが、実は作業を開始してからも、ふらふらと迷っておりました。何かあったらただ事じゃ済まないでしょうから。しかし、挑戦せずに終わってもこれまた面白くありません。P-KUNの性格上、1度は挑戦してもいい課題かと・・・。これで、144cmまでは語ることができます。(笑)、その中で気が付いたこと・・・・ラチスブームって結構強いですね。見た目脆そうな感じがするのですが、全然平気でした。それ用に作られたものですから模型でも弱いはずは無いのですが、改めて実感です。荷を吊るすとまた力のかかり方とか違ってくるんでしょうけど、この辺のことなんか楽しいです。難しい計算とか出てきたらダメですが・・・。素材はプラモデルでありながら、また違った楽しさを味わいました。これがあるからクレーンって面白いんですよね。他の建機ももちろん面白いのですが、こんな楽しみって感じることができません。P-KUNがクレーンのモデルに惹かれる理由のひとつです。
15.9.2004 完全に”エアブラシバカ”になってしまいました。毎日使った後にピカピカに磨き上げて・・・。いつまで続くのか分かりませんけど・・・。まさしくお気に入りのtoolsです。これを使ったからって、どれだけ作品が良くなるかなんて客
観的には判断できませんが、使っていて気分がいいです。ストレスが無いって言うか・・・。思い通りになるような感じ。デザイン面から来る自己満足的なものも多くあるとは思いますが、これを使うことがウキウキします。久しぶりにこんな感覚を味わいました。新車を買ったときのような・・・。意味もなく遠出をしてみたり、帰ってきたらもちろんワックス掛けて雨の日には乗らない、みたいな・・・。あえて塗り分けの多い物に挑戦してみたり、昔に作った気に入らないkibriを塗り替えたりしています。今は作るより塗る方が楽しいです。またしばらくしたら、どうせ逆転するんでしょうけどね。


29.8.2004 HARDER & STEENBECK・・・。エアブラシを変えました。思い切って2本!使っての感想・・・、今までと次元が違う、、、と感じました。塗膜をより薄く仕上げることが出来ます。なぜ???自分なりにいろいろ研究した結果、どうもエアの抜けが良いのが原因のようです。表現が難しいですが、エアブラシ内部のエアの流速が早いというか・・・。その結果、塗料の粒が小さくなるようです。希釈もかなり濃いめでも快適に吹けますし、隠蔽力の弱い薄い色の塗装には以前の物とは仕上がりにかなり差があります。工房のコンプレッサーがもっと力持ちだったら以前のエアブラシでも問題なかったのかもしれませんが。で、エアの抜けが良いということは、、、そう、非力なコンプレッサーには限界があります。0.4mm径のノズルが使いかねます。コンプレッサーの吐出能力は変わりませんから、エアをonすれば今までより動圧はうんと低くなってしまいます。1/87では問題ありませんが、少し大きな部品の塗装でニードルを全開ぎみにするとエアが追いつかず塗料の粒子は必然的に大きくなり塗面が落ち着きません。(ま、こんな使い方はkibriには必要ありませんが・・・)新しいエアブラシで塗装がまた楽しくなりました。当初、複数本のエアブラシを使い分けて効率化をと思っていましたが、結局古いエアブラシは使わなくなってしまいました。


29.3.2004 Gottwald の謎(私にとってですが・・・)。Gottwaldの全数、意外と少なそうですね。300tを越える大型が生産されたのは恐らく20台程度じゃないでしょうか?そのうちに現存している台数はさらに少なくなるでしょう。いろんなカラーリングのものを目にするので台数が多いのかな?と思ったら、どうやらいろんな会社を渡り歩いて塗り替えられたものが多いようです。Schmidbauerの様にひとつの会社で長く居座るのはまれみたいです。1台のクレーンを歴史的に見ていけばおもしろくなりそうです。どこを渡り歩いたか?そして今は・・・。すべて明らかになったらそれは凄いです。またひとつ楽しみが増えました。


14.3.2004 Gottwald 次期作品、、、途絶えておりましたがようやく目途が立って参りました。AK680-3 "Sarens" の完成とほぼ同時期くらいから着手したモデル。あまりの面倒さに、途中で押入の中に眠るハメになっておりました。問題だった部材を手に入れることが出来、1月より作業再開。ほぼ外形を呈するまでにできあがりました。もう少しで公開できると思います。かなりの部分で初めての試みが試されております。塗装ができなくなる梅雨までには何とか完成を、と思っております。長らくお待たせしましたが、もうしばらくお待ちくださいませ。今日は予告の意味を込めて少しだけ、、、、、。


28.2.2004 現場を模したダイオラマを作っていると思うことがあります。現場の人達ってどんなのでしょう?周りから見れば大きな機体を自由に操り巨大な物を動かす・・・凄く華やかに思えます。憧れすら感じます。でも当人達は???現場でディーゼルの排煙を浴び、オイルにまみれ、雨の中でも中断することなく、道路を塞ぐような作業は大抵深夜・・・。過酷ですね。トイレは?食事は?宿泊は?ヨーロッパでは国境を越えて作業することが多いようです。Gottwaldが動くような大きな現場の場合、何週間も家族を離れ現場から現場へ移動する。雪が降り積もり、ワイヤーが、シーブが、そしてディーゼル軽油も凍りエンジン始動すらままならず旋回体の下でたき火をして配管を暖める、そんな極寒の地(時期)で作業はもとより宿泊は?まさかホテルがあてがわれるようなことはないでしょう。大型のクレーンを支える人達。作業場所の養生から始まり、搬入、組立〜、ひとつの目標に向かって多くの人達が命がけでクレーンを、そしてその作業を支える。素晴らしいですね。陰で働く人達、、、忘れないでいたいです。


3.1.2004 昨年末にkibriディスプレィ用万能ダイオラマを作ったら、これがなかなか・・・いい感じ。一応最大幅をGottwaldに合わせて作ったのですが、いろいろ置けて楽しいです。模型は趣味の世界、ディテールと一緒で楽しみ方は人それぞれでいいと思います。私は私の楽しみ方・・・。過ぎる日々ごとにだんだんと変わってきました。最初はとかく細かいところを再現したかったですが、今は模型の発する雰囲気を楽しみたいです。それは私にとって、あたかも現場に立ち会っているかのような雰囲気。kibriにある実機、特にGottwaldなんてまず目にすることはないでしょう。それをこんな感じかなぁ?と思いつつ作り上げる。う〜〜ん、楽しいです。どうしても物が大きくなるのが悩みの種ですが・・・。
4.1.2004 追記。本家kibri工房の方でこの二日間、ダイオラマで遊んでみました。撮った画像は200枚を上回りました。ご覧になられた方もいらっしゃると思いますが。その中で使い物にならない物多数。で、さすがに鈍感な私でもこれだけの枚数撮れば気付いた事があります。今までは見せることばかりを考えていました。特に手を入れたところはよく見て欲しい・・・。しかし、ダイオラマで”らしさ”というものを出そうとすると、ある程度隠れた部分がある方が雰囲気がいいと感じました。それが、木陰や岩陰、カメラのフレームだったり・・・。見る人にとっては画面の中がすべてなんですね。その向こう側は想像するしかない。この想像という部分が魅力的です。ピカピカの化粧板の上に完成品を置いて撮っても、想像力をかき立てられることはないでしょうから。またまた新しい発見です。


16.11.2003 ディテール、・・・どこまで表現したらいいのでしょう?その答えは無限でしょう。作る人の意思次第。自分が表現したいところまで表現すればそれでOK。実機をリアルに再現するのも、自分なりにデフォルメして創作するのも自由な世界。他人がどうのこうのと言うようなものでもありませんし・・・と思います。P-KUNの場合発想が貧弱ですので今のところは実機に忠実に、と思っております。しかし技術が足りなかったり、部材がなかったり・・・・。表現したくっても出来ないことが多々あります。いろんな工夫がされている人のモデルを見ると勉強になります。ああ!こうすればいいんだ、よく経験します。kibriを作るようになって実機や人のキットを見る観察力が付いたように思います。



27.9.2003 ついに真鍮に手を出してしまいました。プラモデルを作るのにまさか真鍮細工を始めるとは思いませんでした。でもこれ、結構はまってしまいました。クニクニ曲げて半田付け、手が何本も欲しくなる場面でしたが、やってみるとこれがおもしろいです。作ったのは、必ずと言っていいほど破損している、 Gottwald の旋回体の手すり。必ず旋回体の下敷きになって潰れているんですよね。部品を箱に雑に入れてるようで実は規則性がありそうです。まだまだ始めたばかりで未熟ですが、ぼちぼち練習して真鍮部品を織り込んでいこうと思います。


14.9.2003 Gottwald ワイヤドラムの別送、・・・当たり前だそうです。旋回体が分割されていないモデルのみですが、第1第2ドラム、マスト用ドラムは回送の度に別送します。回送時の自重の低減のためで、場合によってはA-フレームも別送となる場合があるそうです。ドラムは簡単に脱着できるようになっており、Schmidbauer KG AK850 の様にドラムはそのままに旋回体を分割する方法、Sarens AK680-3 の様に旋回体はそのままにドラムを別送する方法、どちらが有利か微妙なとこらしいです。kibri Gottwald モデルをお持ちの方は旋回体をよ〜くご覧ください。第1、第2ドラム、そしてマスト用ドラムの下に長方形の突起があります。以前からなんなのだろうと思っておりました。実はこの突起、ステップなのです。ドラムを外す作業をする時の折り畳み式ステップで
す。Sarens AK680-3 では畳んで格納しても、ステップを倒して作業状態にしても旋回体横のロゴはSarens のまんま。ということは、・・・そう、ステップの裏にもSarens のロゴの一部が書かれているのです。う〜〜〜ん、素晴らしい!!勝手に感動してますが、またひとつGottwald の私の謎が解けました。今日はよく眠れそうです。





7.9.2003 メルクリン・・・・・ kibri と同じドイツ生まれの鉄道模型メーカー。残念ながら現在のメルクリンがどういう風になっているのか私は知りません。昔は Z, N, HO, O の各ゲージが揃っていました。その中でも、現在私が携わっているkibri と同じサイズのHOゲージ。今から30年以上昔の話、私が幼少の頃、親父がこつこつと買い集めたのがそのメルクリンHO でした。先日実家に帰省した折り、今なお我が家に眠っているそのメルクリン達
を取り出してみました。すっかり色の変わってしまった古い段ボール箱に詰められて保管されているそれは、kibri とは違ってずっしりと重く、段ボール箱を取り出すだけで一苦労。パッケージはもうボロボロでしたが、中身はまだまだ健在です。若干の錆こそ浮いているものの全て完動、30年以上の時を距てているにもかかわらず、それを感じさせません。親から子へ、そして数年のうちにこれらメルクリン達は孫の手に引き継がれていきます。何世代にも渡って引き継がれていく、いい感じです。残念ながら私自身には次世代に引き継いでいくような物はありません。悔しいです。
そう言えば、GOTTWALDの輸送の話、何十台ものトレーラーが一度に動くことはまずないそうです。通常は、3,4台ずつのトレーラーがコンボイを組んで動くそうです。部材等は別の運送会社に委託することもあり、巨大な船団を組んだトレーラーが一度に動くのを目にすることはほとんどないということでした。




1.8.2003 8月というのになんだか夏らしくない天気が続いてます。新サイト設立は、どこにも大きく公開してないのですが、来場者がだいぶ増えてまいりました。みなさん良く気が付かれたと思います。ご来場ありがとうございます。知る人ぞしる密かな楽しみということで・・・。今日、AK680-3のブーム部材がほぼ完成しました。ラチスブームはかさばります。今回はデリックブームのシーンを登場させようと思いましたので、なおさらです。実機ではさぞかし大変な輸送だろうと思います。地面養生用の部材から始まり、ブーム、アウトリガー、カウンターウェイト、フック・・・。Schmidbauerではワイヤーを巻いたドラムまで別送している画像を見たことがあります。いったい何台のトレーラーが一度に動くんでしょうか?一度でいいから見てみたいものですね。GOTTWALDではデリックブームのことを"maxi-mast"と呼ぶそうです。なんだか格好いい名前です。



18.7.2003 P-KUNのkibri工房を開設して早や、半年が過ぎました。web上にHPを開設すれば、より多くの情報が集まるのではないか、という思いは達せられました。いいことも悪いこともいろいろと飛び込んで参ります。たくさんの人と巡り会いメールを交わし、ただ端にkibri製作のみならず多くの人と交流が持てる、非常にうれしいことです。HPを訪れて頂いた方に感謝します。仕事にのみ追われる毎日に活力を与えてくれるものとなりました。出張も多いし、日々の管理も大変だろうと敬遠していたHPでしたが、立ち上げて良かったと思っております。朝起きる→仕事→帰る→寝る→の繰り返しの毎日に今ではメリハリがついております。もしHPを立ち上げることで悩んでいる人がいらっしゃったらぜひともHP開設することをお奨めいたします。最初はなにかとネタを探し求め、ネタが尽きれば苦しんでおりました。しかし、最初だけです。息が続かなくなったら休めばいいと今では落ち着いて更新もできるようになりました。ただ頭が痛いのは、私の語学力の無さです。驚いたことに海外からのコンタクトが意外
に多いのです。出来るだけ返信を出すように頑張っていますが、通じているのやらいないのやら・・・。双方が怪しい英語でメールし合うということもしばしばです。お互いがよく分からない文法で通じるところが恐ろしかったりしますが・・・。なにしろ、頑張っていきたいです。





 
10.7.2003 GOTTWALD、 直訳すると、神の森・・・・・なんと神秘的な名前なのでしょう。西欧には名前の付いた広大な森がたくさんあります。この辺も関係があるのでしょうか。中世の西欧に於いて森は恐るべき存在だったそうです。鬱蒼と広がり、暗く未知なる世界、そしてその力は神の力を感じるほど強大で・・・。私がGOTTWALDに惹かれる理由はこの森の世界とよく似ています。私にとってGOTTWALDは謎多き神秘的な世界そのものです。謎を解き明かすなら、ドイツへ渡り関係者と関わりを持てば簡単に解決できるでしょう。しかし、日本に居ながら少ない情報に胸を躍らすのがたまらないのです。考古学者が遺跡を発掘するようなものでしょうか、私の今のペースが自分にとってちょうどいいペースです。有名な多くの機体がとてつもない力を持ち、またそれらは20年近くたった今もなお現存し、第一線の現場で活躍しています。大戦中のドイツ軍は、戦場で傷ついた戦車を列車に載せ工場まで持ち帰り、修理して戦場に送り返していたそうです。動けなくなった戦車は、戦車トーチカとして砲塔のみ使用し戦い抜いたそうです。ドイツ人の気質のようなものを感じます。ただ端に物が大きいからだけかもしれません。しかし、今の使い捨てブームの日本で生活している私には、すごく憧れのようなものを感じます。(日本の大型クレーンがどうなのかは私には分かりません・・・あしからず)私自身、修理業を営んでいるため直してとことんまで使うというのは理想です。現実にはそんなことをしていたら今の日本では仕事として成り立ちませんが・・・。なぜか、私が仕事で扱っているドイツ製品は10年たっても20年たっても余り壊れません。私にとって謎めき具合がちょうどいい、長い歴史に於いて活躍している、そして力持ち・・・GOTTWALDに惹かれる理由です。
 
1.7.2003 遂にGOTTWALD Pageの開設に着手しました。HP開設直後より”P-KUNのkibri工房”のGalleryのGOTTWALDのコーナーに悩んでおりました。当初は、GOTTWALDに関することをずらずらと画像も含めて・・・と思っておりましたが、画像や資料には必ず所有者の権利が主張されておりました。当然、P-KUNは日本に住んでおりますので自前の資料などなにもありません。すべてが人から聞いたもの、オンラインwebの世界から入手したもの、そのままの公開は問題がありそうでした。ドイツ語が堪能ですべてのものについて承諾が得られれば何の問題もないとは思いましたが・・・。今からドイツ語の勉強を始めたのでは、会話が成立するには何年かかることやら。そこで掲載できない画像を自らのkibriモデルに反映させることを思いつきました。二次的著作物の模倣ということではかなりグレーゾーンの見解がありますが、キャラクター商品と異なり建機は工業製品と言う見地から問題なしと判断いたしました。意匠権は類似する物品だと問題あり、との解釈です。もしクレーンメーカーが自社の模型を作っているとしたら、それと類似する模型というジャンルはちゃんとクリアーしないと問題有りでしょう。では、クレーンオーナー会社のロゴは?勝手にデカールを作って貼ってもいいんでしょうか?また悩みました。メーカーや会社のロゴは商標権という問題が出てきますが、これも実機のクレーンに対し模型という違うジャンルのものですのでOKと判断しました。唯一、MAMMOETに関しては明らかに模型の世界にも進出しているように思えます。よく分からないのですがMAMMOETが(自社で模型を作っている、またはど
こかに依頼して作らせているとしたら)権利を主張したならkibriキットの改造やロゴデカールの作成、そしてweb上への公開は多分に問題があるのではと思います。営利目的ではないというのがP-KUNの考え方ではありますが、実機の模型をweb上で紹介、というこの世界の規定が非常に曖昧(分かりづらい)というのが実感です。常にグレーゾーンに位置していることを意識しつつこのHP開設に踏み切りました。”P-KUNのkibri工房”も同様です。もしweb上の画像や文章等に問題がありましたら、メールをいただけましたら対処いたします。よろしくお願いいたします。

                                
written by P-KUN