Hitachi HTW2.0-80 Windturbine 1:87 Scale
風力発電製作依頼品 2026.9.5 Updated
Model built in August 2026


3Dプリンターでいろいろ作るようになってから、いろんなものの製作依頼を受けるようになりました。
世の中には変わったものに興味をお持ちの方がいらっしゃるもんだなぁ、と思うことがよくあり。
今回はそんなお話と嬉しかったこと。。。。。




今回のご依頼品はこちら。
HTW2.0-80
スケールは、1/87

最初、型式を聞いたときに“ん?”と思ってしまった指定品番。
HTだから日立の風車っぽいけど・・・




調べてみると、
原型は、SUBARU 80/2.0
富士重工が風車を作っていたなんて全然知りませんでした。
しかも初めて聞いたダウンウィンド型。
ナセルが風上側となる風車です。
その風車を日立が事業継承という形で受け継いだというもの。

存在すら知らなかった風車。
製作のご依頼者様は、この特異な風車の熱狂的ファンであるらしく。。。

しか〜し、資料がなんにもない。
ちょっと珍しすぎ。
ネット上の画像からいろいろ考えあぐねてみるも・・・・・

むぅ〜〜〜〜。




困ったのがこのナセル。
なんじゃこりゃ?大昔の新幹線みたいなのは。。。
右往左往しながら、何とか形にして了承いただいて。
一時はどうなることかと思いました。




当方の設計スキルの限界を超えておったんで、
足りない部分はパテでこねこね。。。汗
完全ワンオフでございます。




次の難題は、このお饅頭のようなハブ。
タワーやブレードは、当方の今までの製作品を微妙に改変してなんとか形に出来たんですが、
このハブがいざ形にしてみると不思議で不思議で。。。
設計を変えて何個か作ってみるも、全体の雰囲気がイメージ通りにならず。

実機画像を食い入るように眺めて・・・
たどり着いた結果が、、、




仰角 -8度、
コーン角 5度。


美しい!


と自分で作っときながらそう思っちゃったのよね。
コーン角、コーニング角ともいうのかな、は知ってはいましたが、今まで作った風車で意識したことはなく。
初めて形にしました。

こんなに大きなコーン角ってあんまり見ないような気がするけど、
もしかしたらこの風車、ヨー制御がフリーなんじゃないかと。。。




タワー入り口あたりは、結局よくわからなかったんでごにょごにょと。。




完成写真を撮りに隣県の高原に出かけてきました。
天気良くって、のんびりするには最高!




実物の風車と並べてみたり、、、
旧ボーナス、ジーメンス機と、、、
残念ながら同一機種じゃない。。。

このHTW2.0-80の実物はどこにあるんだろう?、って思ってました。

この時は・・・。




というわけで無事にご依頼者様に納品完了。
なかなかおもしろい依頼品でございました。。



そして、



納品させていただいてから、幾日か経ったでしょうか。
ご依頼者様から一通のメールが。

そこに添付された動画が・・・






短い動画ではありますが、
最初にこの動画を拝見した時に鳥肌が立ってしまいました。
HTW2.0-80実機が数十基並ぶ現地で遊んでくれている。
しかも実風で回っている!
製作者冥利に尽きる瞬間でございました。

私の製作する3Dプリント作品がどういう風に使われているか、、、
なんてなかなか目にする機会はありません。
今回の作品は、目の当たりにすることができて大変嬉しく思いました。

大事に箱に仕舞われるより、表に出して飾ったり遊び倒していただけるのが嬉しいです。
壊れたら直せばいいんですから・・・

家からの出掛けに、仕事帰りに、ちらっと眺めてニヤッと出来る作品を今後も作っていきたいです。





本ページは、当作品のクライアント様から許可をいただき、
当方の記録として作成させていただきました。





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